英でも発売、GRスープラ2.0L 現地メディアが目を見張った3.0Lとの違い
◆その完成度に心打たれる
実際の走りも良好だ。3.0Lモデルと比較すると、熟成し丸みを帯びた感覚となっている。EVO誌は「ひとたび走り出すと最初に心を打つことの一つは、乗り心地がさらにどれだけ良くなったのかという点と、こと鋭いバンプへの対処において後軸がいかに改善されたかという点だ」と述べる。タイヤのサイドウォールがより高くなったことと、ステアリングへの反応が良い意味で一拍遅れるようになったことにより、従来よりも滑らかな乗車体験がもたらされた。
さらに、躍動感あふれる走りも奪われていない。濡れた路面の低速走行時にトラクションが失われるという弱点があるものの、高速走行ではグリップ力を遺憾なく発揮し、カウンターステアリング気味の場面でも「非常に安定しており余裕がある」と同誌は評価している。
英オート・エクスプレス誌(1月29日)も「重量削減が幸いし、より俊敏に感じられる」と述べる。操舵の反応も良く、「ステアリングホイールは素早くかつ鋭く感じられ、即座に方向を変えたい際、緊急性と反応(の重要さ)がよく身に沁みる」との評価だ。