なぜ日本メーカーはEVに消極的? 取り残されるのでは? 疑問の海外メディア
まず再エネや原子力による発電が多い欧米とは違い、日本は7割以上が火力発電だと指摘。カーボンニュートラルの観点から、EVは日本より他国で生産したほうが良いことになってしまうと述べる。これは国のエネルギー政策の問題で、自動車業界だけでは解決できない課題だとしている。
また、自動車全部をEVに置き換えれば、夏場の電力不足を引き起こし、インフラ投資、住宅のアンペア増設などにも莫大なコストがかかるとも述べる。結論として、HV、PHV、EV、FCVなど各種電動車のミックスが日本に合った選択だとしている。(トヨタイムズ)
トヨタは北米で電気自動車を今年投入する予定だが、海外でもEVのみが脱炭素に最良とは考えておらず、ハイブリッドとの両立を目指している。トヨタのチーフ・サイエンティスト、ギル・プラット氏は、乗る人の条件やニーズにより、解決策は異なるはずだと説明している。北米の営業部長、ボブ・カーター氏は、トヨタは長期のEVトレンドを無視しているわけではなく、多様な選択を用意し、消費者に最適な車を選んでもらうというゴールに向かっているとしている。(Automotive News)