EVは環境問題の救世主ではない 抱えるさまざまな問題点

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◆「売れている」は嘘? 消費者は環境より価格
 ミルズ氏は、実はバッテリーは数千のパーツや溶接が必要な複雑な機械だと述べる。さらに製造は驚くほど労働集約型で内燃機関より人手がかかるため、中国などのアジアにバッテリー工場などがあるとしている。また、EVのセールスをけん引する中国では補助金を減らした途端売れなくなったとし、結局EVは作りやすく、必要な労働力が少なく、最終的にはコスト低下という、いいことづくめの解説は大嘘だと断じる。

 EVは売れているというが、気候変動への認識が高まるいまでも、実際にアメリカでよく売れているのはSUVだとし、消費者が払える価格を考えれば、EV-SUVなど売れる訳はないと同氏は述べる。また、消費者が重視するのはスタイルや機能で、車の燃料ではないという考えだ。結局のところ現状EVを選ぶのは単なる高い車を選ぶというオプションになっていると述べており、EVが地球を救うことはなく、補助金なしでは生き残れないとしている。

Text by 山川 真智子

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