「政敵の暗殺も可」のトランプ氏免責主張、米控訴裁認めず

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◆トランプ陣営は上訴予定、棄却の可能性も
 連邦控訴裁は6日、トランプ陣営が主張する免責特権を否定する判断を下した。CNNによると、判事は判決文でトランプ氏を「市民トランプ」と呼び、「大統領在任中に彼を保護していた大統領免責特権は、もはやこの訴追に関して保護をしていない」と述べ、トランプ氏は現在一般市民としてどのような免責特権も持たないことを明確にした。

 トランプ陣営は最高裁への上訴を示唆しているが、連邦控訴裁はトランプ氏が裁判日程の延期を狙おうとすることを見越したのか、上訴の期限を12日までと指定。現時点では最高裁がこのケースを受理するかは定かではなく、連邦控訴裁の判決を支持して上訴を棄却する可能性も残されている。

Text by 川島 実佳