バイデン氏の人気が低迷している理由 24年大統領選の不安材料

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 2024年11月のアメリカ大統領選まであと1年半に迫った。共和党候補として有力なトランプ前大統領は、ニューヨーク州で選挙資金法違反、フロリダ州で機密文書隠匿、司法妨害などで起訴され、今年中にもジョージア州や首都ワシントンで起訴される可能性があるにもかかわらず一番人気を誇る。このままいくと、たとえ有罪判決を受けて収監されても刑務所から出馬するような事態になる可能性も出てきた。そんなトランプ氏との対決ならバイデン大統領はさぞ安泰だろうと思われるが、バイデン氏の支持率は相変わらず低迷中で、民主党関係者や支持者をやきもきさせている。その理由は何だろうか。

◆バイデン氏支持率は40%前後で低迷
 バイデン大統領は2024年の大統領選への再選出馬を正式に表明している。特別な事情がない限りは今回もカマラ・ハリス副大統領を副大統領候補として出馬する流れとなるだろう。新型コロナウイルス禍からも抜け出してサプライチェーンを修復し、インフレやガソリン料金も落ち着き、失業率は最低レベル。そして不況も回避して経済が上向いているアメリカで、バイデン政権はもっと高い評価を受けていいはずだ。しかし世論調査では支持率が低迷し続けているという事実がある。

 統計サイト『ファイブサーティエイト』によると、6月30日現在、バイデン氏の支持率は40%である。これは1社の世論調査結果ではなく、数社の直近の世論調査をもとに計算された数値で、調査結果は31%から45%まで幅がある。一方、6月25日に公表されたNBCニュースによる最新世論調査結果によると、カマラ・ハリス副大統領の支持率は32%と、バイデン氏よりさらに低い状態である。

Text by 川島 実佳