ワクチン獲得で見せたシンガポールの機動力 ファイザー製到着

Yong Teck Lim / AP Photo

 米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチン第一便がシンガポールに到着した。今後数週間のうちに接種が始まり、アジアでは一番乗りとなる。同国は他社のワクチンも十分に確保しているとされ、資源のない小国ながら、抜群の機動力をワクチン獲得競争で発揮している。

◆首相も歓迎、アジア一番乗り
 ワクチン第一便はシンガポール航空の貨物輸送機に載せられ、ベルギーのブリュッセルを出発。12月21日に到着し、その後、超低温冷凍庫に移送された。リー・シェンロン首相は到着を喜び、ずっと楽しみにしていたありがたい「プレゼント」だと自身のフェイスブックに投稿した。

 ワクチンの安全性をアピールするため、首相や閣僚も早々に接種を受ける予定だという。ワクチンは無料で強制ではなく、医療従事者、高齢者を優先に接種が始まるということだ。2021年の第3四半期までに、国内に居住する570万人すべてに行き渡る量を用意する計画だ(ロイター)。

Text by 山川 真智子

Recommends