「バイデン氏から性的暴行」訴えた女性の過去に注目集まる

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 バーニー・サンダース上院議員の予備選撤退後、2020年米大統領選民主党候補となる可能性がほぼ100%となったジョセフ・バイデン前副大統領。以前、複数の女性たちに「セクハラ」を告発された過去があり、その危機を乗り越えた感のあるバイデン氏だが、ここに来て突然30年近く前に同氏のオフィスで働いていた女性から「バイデン氏に性的暴行を受けた」と告発された。女性は「バイデン氏は大統領選出馬を取りやめるべき」と主張している。
 
◆27年前に「バイデン氏から性的暴行」と証言 
 バイデン氏を告発したのは、1992年末から1993年に同氏のオフィスで事務スタッフを務めていたという女性である。ワシントンポスト紙(電子版)によると、この女性は2019年にバイデン氏がセクハラ告発された際、肩や首に手を置かれたり、パーティーで飲み物を提供するよう頼まれたりした経験を語った。しかし、アメリカでは現在も一部地域で初対面でもハグをしたり頬にキスをしたりする習慣があることを考えると、これが「セクハラ」に該当するかは、昨今の「#MeToo」ムーブメントを基準としてもいささか疑問が残る。

 しかし記事によれば、この女性は今年の3月になりバイデン氏が民主党候補としてほぼ決定すると、今度は同氏に性的暴行を受けたと告発した。バイデン氏側はニュース局MSNBCの番組に出演し、性的暴行疑惑について「明確に言うが、そんなことは一度も起こったことがない」と、女性の主張を強く否定した。

Text by 相馬佳

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