トランプ氏に政治生命最大の危機 政敵潰しを外国政府に依頼

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◆「重大な結果」ツイッターで通報者を攻撃
  CBSニュース(電子版)に掲載された苦情の内容によると、この通報者は、トランプ氏が米大統領としての地位を利用して、政敵であるジョセフ・バイデン前副大統領に関する情報を探り出そうとしたことに強い危機感を覚えたという。

 ニューヨークタイムズは9月26日、この通報者がCIA(中央情報局)の局員だと報道。米国には「ホイッスルブロワー・プロテクション・アクト(公益通報者保護法)」という法があり、法の違反を通報した者は保護される。しかし、トランプ氏はこの法を無視しているのか、この通報者に対する攻撃を開始。ツイッターで、「私は二次的、三次的な情報を提出したこの人物だけでなく、情報を違法に提供した人物にも会いたい」「この人物はアメリカの大統領をスパイしていたのか? (もしそうなら)重大な結果が待っている」など、脅しとも取れるような発言をしている。
 
 現在のところ通報者の身元は特定されていないが、ホワイトハウスによる報復行動を未然に防ぐためにも、この人物を保護プログラム下に置くべきという声も高まっている。

 CNNは10月6日、1人目の通報者の弁護を担当する弁護士のマーク・ザイド氏が情報局に勤務する人物で、トランプ氏の行動を直接的に知る2人目の通報者が情報監察官と話したと発言したことを報道。今後、トランプ氏が違法性を必死に否定するゼレンスキー大統領との電話会談の内容がさらに詳しく公開される可能性もある。

Text by 相馬佳