セクハラ告発も人気衰えず 米大統領選の有力候補バイデン氏

Manuel Balce Ceneta / AP Photo

 2020年の米大統領選に向け民主党候補の選挙活動が盛んになってきた。しかし、数多い候補者のなかで、本命と囁かれるジョセフ・バイデン前副大統領だけがまだ大統領選出馬を明白に公表していない。3月末に出馬公表が近くなってきたことを匂わせていたバイデン氏だったが、3月29日のニューヨーク・マガジン(電子版)に、それを制するかように「バイデン氏に不適切に触られた」と “告白” した女性が現れた。

◆「肩に手を置かれ、後ろ頭にキスされた」
 この女性は2014年にネバダ州の副知事選に出馬して落選したルーシー・フロレスさん(39)。記事によると、バイデン氏はスピーチの準備をしていたフロレス氏の肩を後ろから両手で触れ、髪の匂いを嗅いで後ろ頭にキスをしたという。

                                                                                                                 

 フロレス氏は「私は恥ずかしくなった。ショックで、混乱した」「私は動けず、何も言うことができなかった。ジョー・バイデンから離れることしか頭になかった」と話している。

 その後、CBSニュース(電子版)は4月1日、2人目の女性が「バイデン前副大統領に不適切に触れられた」と名乗り出たことを報じた。この女性は、以前民主党下院議員の秘書を務めていたエイミー・ラッポスさんで、バイデン氏に顔に触れられ、鼻と鼻をこすり合わされたと言う。

 同記事によると、ラッポスさんはCBSのニュース番組に出演し、「バイデン氏は大統領選に出馬すべきではない。女性を物と見なすことは良いことではない」「女性のパーソナルスペースを侵略して女性に触り、レイプ文化を助長するような行いをする男性は(政治的に)力のある地位に就くべきではない」などと述べた。

Text by 相馬佳