2020年大統領選、トランプ氏に対抗する民主党候補は?

Jeff Roberson / AP Photo

◆出馬に意欲? 若手ダークホース議員3人
 民主党から大統領選出馬の動きを見せているのはほかにもいる。ニュージャージー州選出で同州ニューアーク前市長のコリー・ブッカー上院議員(49)も出馬意欲を見せる1人だ。ABCニュースの12月9日付報道によると、ブッカー氏もハリス氏と同じくホリデー期間中に出馬を決定すると述べている。ブッカー氏は独身のため、既婚の他議員と比較した場合、「伝統的」な候補者とはイメージが異なり、保守派に警戒されるかもしれない。
 
 アイオワ州出身でカリフォルニア州選出のエリック・スウォルウェル下院議員(38)は現時点で出馬意欲を明確にしている数少ない1人である。『ポリティコ』の11月8日付報道によると、同議員に近い筋が「彼は絶対(2020年大統領選に)出馬する」と断言している。また12月6日にCNNの番組に出演し、「(大統領、または副大統領として)どちらでも出馬する意思がある」と述べた。

 今年11月の中間選挙で共和党のテッド・クルーズ氏に挑戦し、一躍フィーバーを巻き起こしたテキサス州選出のビート(ロバート)・オルーク下院議員(46)も2020年の大統領選出馬を囁かれる政治家の1人だ。中間選挙ではクルーズ氏に惜敗したものの、人気は衰えていない。同氏の地元テキサス州エルパソのエルパソ・タイムズ(電子版)11月26日付記事によると、オルーク氏は2020年の出馬を尋ねられた際に「しない」とは言わなかったという。

 2020年の大統領選で民主党が勝利するためには、トランプ氏とは正反対のクリーンなイメージを持ち好感度の高い中道派の人物が望ましいと言える。現時点では、バイデン前副大統領が人間としての器や人物像、政治経験、交友関係などから見ると最もふさわしい候補であると言えそうだ。

 筆者はバイデン氏が「ランニング・メート」と呼ばれる副大統領候補として選ぶのはカマラ・ハリス議員かビート・オルーク議員と予想する。ハリス議員は女性、オルーク議員は南部テキサス州出身のため、バイデン氏の支持層がより広がることが予想されるからである。

                                                                                                                 
Text by 相馬佳