大阪2位 「世界の住みやすい都市」ランキング 日豪NZが上位に
◆欧米地域でランク高く アジアは特殊
リージョン別の傾向を見ると、西ヨーロッパが最も安定して高いスコアを出している。90点台のチューリヒを筆頭に、下位寄りのロンドンでも70点以上をキープした。例外的に、経済危機の回復途上でコロナの打撃を受けたギリシャ・アテネが60点台、トルコ・イスタンブールが50点前後と低めだ。
以降、リージョン別の分布は、北アメリカ、東ヨーロッパ、ラテンアメリカとカリブ諸国、サハラ以南アフリカ、中東と北アフリカの順に高い傾向となっている。アジア環太平洋はやや特殊で、前述のようにニュージーランドと日本の都市がトップに並ぶ一方、約50点のインド・ニューデリーや30点台のパキスタン・カラチまで、多様なスコアが万遍なく分布している状況だ。
下位の都市にあまり変化は見られず、以前から環境の良くない都市が今年もそのまま残っている。最下位はシリアの首都・ダマスカスで、前回に続いて世界で最も住みにくい都市の判定が与えられてしまった。暴動と武力衝突が絶えず、生活に適さない環境と判定されてしまったようだ。
>次は 「最高の国」ランキング、日本2位 起業家精神は1位 米誌