大阪2位 「世界の住みやすい都市」ランキング 日豪NZが上位に

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◆日本、ニュージーランド、オーストラリアが好調
 2位に食い込んだ大阪は、「安定性」「医療」で満点を獲得した。安定性の高さはいわば治安の良さを反映しており、犯罪率が低く、暴動・紛争・テロなどの危険性が低いことを示している。一方で大阪は「文化と環境」では、90点台後半をマークしたニュージーランドの都市には一歩及ばなかったものの、それでも83点と高い水準をキープしている。5位東京もまったく同じ傾向で、「安定性」「医療」が満点、「文化と環境」が80点台となった。前回の2019年調査では大阪が4位、東京が7位となっており、今年は両都市とも順位を2つ上げた。

 トップ10入りしたほかの都市に目を向けると、1位にはニュージーランド北島の港湾都市・オークランドが選出されている。コロナウイルスの封じ込めに成功し、早期から日常生活を取り戻している点が貢献した。「教育」指標が満点の100、「文化と環境」指標が97.9など、95点以上の高いスコアが目立つ。ニュージーランドからはほかに、首都・ウェリントンも4位にランクインしている。隣接するオーストラリアと合わせると、上位10都市のうち実に6都市が両国から選出された形だ。調査元のエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)は、これらの地域では厳しい入国規制を敷いたことで国民生活が守られることになった、と分析している。

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Text by 青葉やまと