「デート代は男が出すべき」論争、アメリカでは? 男性が毎回払うのは“性差別”!?

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◆女性が払わないようにとの配慮は「慈悲的性差別」だという指摘
 男女平等が叫ばれる昨今、男性がデート代を負担する慣習はすでに時代遅れだとの指摘もある。フォーブス誌は、男性が主に支払う慣習を「慈悲的性差別(一見して善意のように見える性差別)」であると批判している。ある実験によると、パズルを完成させるタスクを担わされた女性のうち、事前に「慈悲的性差別」的なコメントを聞かされた女性たちは、そうでない女性たちよりもパフォーマンスが低下したという。女性なので成果が出なくても仕方ない、との刷り込みが生じたと考えられる。同誌はデート代の負担についても「慈悲的性差別」であり、女性が自らキャリアを高める妨げになっていると論じている。ちなみに、車のドアを開ける、椅子を引く、コートを羽織るのを手伝うなども「慈悲的性差別」の典型だと記事は指摘する。

 ベスト・ライフ誌もこの見解を支持している。男性が必ず支払う慣習は「騎士道精神に見せかけた性差別的な伝統」であると指摘し、「男性がデート代を払う場合、その場では親切な行為に感じるかもしれないが、実際には後々、カップルに不利益をもたらす可能性がある」と述べている。

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Text by 青葉やまと