あなたの寝姿勢からわかること 「兵士」「ヒトデ」「丸太」「胎児」「切望」「自由落下」

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◆うつ伏せ

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 仰向け・横向きに次いで、代表的な3分類の最後の1つがうつ伏せだ。最も少数派の睡眠姿勢であり、全体の約7%とされている。この姿勢は、腹ばいになり、多くは顔を横に向け、腕は枕の下か体の横に置くことが多い。

 なかでも自由落下型は、うつ伏せの代表的な姿勢だ。手を枕の上や周りに置き、頭を横に向ける形を取る。上空から落下している最中のような体勢だ。

 うつ伏せで眠る人は、X世代やミレニアル世代に多いという調査結果がある。ダンケル氏の研究では、うつ伏せで眠る人は社交的で、批判に対しては敏感であるとされる。不安、衝動性、強迫性、頑固といった特徴があり、こうした性格を生かした管理職や会計の仕事に向いているとの見解がある。決定的なデータはないものの、その後の研究でも、うつ伏せで眠る人は不安を感じやすく、自信がない傾向があるとされている。

 健康への影響としては、うつ伏せで眠ることで首や腰に負担がかかる可能性がある。特に柔らかいベッドで眠る場合、脊椎に無理な力がかかり、翌朝や日中に痛みを引き起こすことがある。一方で、いびきや閉塞性睡眠時無呼吸症候群の症状を軽減する可能性があるとされる。

 身体の痛みやいびきなどの症状がある場合、睡眠時の姿勢を見直してみると改善が期待できるかもしれない。

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Text by 青葉やまと