中東の美人というと、芳醇な香りをまとったエキゾチックな美女をイメージする人が多いだろう。また、ベリーダンスを踊る女性のイメージを持つ人もいるのではないだろうか。しかし一方で、そもそも「中東」とはどの国を指すか知らない人もいるかもしれない。

そこで本記事では、中東とはどの国を指すのか解説したうえで、中東の美人の条件やアラビアンメイクの方法、中東で活躍する美女を紹介する。ぜひ本記事を読んで、中東の国々や、女性の美しさについて知ってほしい。

「中東」とはどの国を指すか？

中東とは、ヨーロッパ近辺にあるアジア・アフリカの地域を指す。中東と呼ばれる国々に明確な定義はなく、時代や考え方によってどの国を中東と呼ぶかが変わる。そもそも中東という名称は、イギリスが植民地を呼称する際に呼び始めたものだ。そのため、イギリスから見て東の方角にある国々を指して「中東」と呼ばれているのである。

日本では、外務省の「地域別インデックス（中東）」により、中東の国を以下のように定めている。

• アフガニスタン
• アラブ首長国連邦
• イエメン
• イスラエル
• イラク
• イラン
• オマーン
• カタール
• クウェート
• サウジアラビア
• シリア
• トルコ
• バーレーン
• ヨルダン
• レバノン
• パレスチナ

中東の美人の条件　ポイントは目力にあり

中東には複数の国が含まれているため、美人の条件は国によって異なる。そこで今回は、共通することが多いとされる中東美人の条件を紹介する。

印象的な力のある目元

中東の美人といえば、キリッとした印象的な目元をイメージする人は多いのではないだろうか。目が大きく、まつげは濃く長めだ。近年の日本人の基準としても、この大きな目の特徴を美人だと考える人は多い。また、混血が進んだことで、さまざまな色の美しい瞳を持つ美人が多いのも特徴だ。

彫りが深めのはっきりした顔立ち

日本人をはじめとしたアジア人は、鼻が低めでのっぺりしたイメージがあるが、中東の人々は鼻が高めで彫りが深い。ただし、高めで小さい鼻が美人の条件とされており、特にイランでは鼻を小さくするために整形する人も多い。美しさのために整形する美意識の高さも、中東美人の特徴といえるだろう。

美しさに磨きをかけるしっかりめのメイク

ナチュラルメイクが人気を持ちつつある近年の日本人とは異なり、中東では、しっかりめのメイクが好まれる。特に、目元を強調させるアイラインは、強く太く引いているのが特徴だ。また、においにも気を遣っており、香水でよい香りをさせている人が多い。

中東美人になれる　アラビアンメイクの方法

目元を強調させ人に強い印象を持たせたいときは、中東美人のようなアラビアンメイクを試してみてはどうだろうか。

アラビアンメイクの特徴は、目元の濃いメイクにある。眉毛は目頭を太く山をしっかりと作り、目尻は細めに引く。アイシャドウは3色程度をまぶたに乗せ、陰影を作るイメージで重ねるのがポイントだ。カラーは、ベリーダンスなどの衣装を着る場合であれば、衣装に合わせて選ぶとよいだろう。

アイラインは黒などハッキリした色で太めに、目尻は大きくはねさせる。つけまつげは長く濃いものをつけると、より中東美人に近付けるだろう。

中東で活躍する美人6人を紹介

俳優やモデルなどで活躍する中東の美人たちの中には、社会問題に立ち向かい行動する人もいる。ここでは中東の国々で活躍する6人の美人を紹介しよう。

タラネ・アリシュスティ

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タラネ・アリシュスティは、カンヌ国際映画賞で脚本賞などを受賞した『セールスマン』などに出演する俳優である。イランの映画評論誌の行った世論調査では、過去10年の中でもっとも優秀な女優に選ばれた。女優として高い評価を得ているタラネ・アリシュスティだが、イランで反体制デモを支持し、身柄を拘束され、2023年1月に釈放されるなど、政治的な活動にも力を入れている。

ナザニン・ボニアディ

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ナザニン・ボニアディは、イランで活躍する俳優である。イランで生まれ、幼少期にはイギリスへ移住。現在はアメリカで活動している。代表作はアクション・スリラー映画『ホテル・ムンバイ』だ。同作品は、2019年に日本でも公開されている。また、ナザニン・ボニアディはイラン女性の人権を始めとした人権問題に強い関心を持っており、テレビやラジオ出演を通して国際的な活動を行っている。

ナタリー・ポートマン

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父はイスラエル人、母はユダヤ系アメリカ人のナタリー・ポートマンは、俳優をはじめ映画監督やプロデューサーとしても活躍している中東美人だ。彼女は3歳の時からアメリカで育ったが、本人は「アメリカを愛している。けれど気持ちはエルサレムにあり、エルサレムを本当の家だと思っている」とイスラエルへの想いを語っている。

主な出演作品には、『スター・ウォーズ』『ブラックスワン』などがある。有名作品への出演が多く、日本でも知名度の高い俳優だ。

ガル・ガドット

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ガル・ガドットは『ワイルド・スピード　MAX』で映画デビューを果たした俳優である。彼女には、イスラエルの兵役義務によりイスラエル国防軍の職務に就いていた経歴がある。現代の日本では経験し得ないことだが、ガル・ガドットはこの経験について「俳優業での役作りに役立った」と語った。

主な出演作品に『ワイルド・スピード』『バットマンvsスーパーマン　ジャスティスの誕生』『ワンダーウーマン』がある。

ベレン・サート

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ベレン・サートは、トルコを代表する俳優である。主な出演作品の1つである『禁じられた恋』は、中東をはじめとしたさまざまな国でテレビ放送され、国際的な人気を博した。他にも、出演作品に『サイの季節』や『アティエ』などがある。

トルコ出身のベレン・サートだが、彼女はトルコ語・英語・スペイン語が話せるなど、語学にも長けている中東美人だ。

ハイファ・ワハビ

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ハイファ・ワハビは、16歳でミス・南レバノンに選ばれ、 23歳でミス・レバノンの2位を受賞した経歴を持つ中東の美人である。また、アメリカ合衆国の雑誌ピープルでは「世界で最も美しい女性50人」に選出された。この美しさをもって10代からモデル活動を始め、20代以降は歌手活動も行っている。

そんなハイファ・ワハビを、露出度の高さなどから「性を売り物にしている」と批判する一部の声があったが、それに対し「ヴェールで顔や体を覆い隠すのは自分の生き方ではない」と自身の考えを主張した。

中東の美人は力強い美しさを秘めている

中東の美人たちは美しいだけでなく、兵役経験があったり人権問題に力を入れて活動を行ったりしている人も少なくない。そんな中東で生きる女性たちの瞳の力強さは、彼女たちを取り巻く環境の影響もあるかもしれない。

美しさは外見だけから得られるのではなく、経験や内面からも作られる。これは、中東美人の美しさの条件の1つと言ってもよいだろう。

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