メーガン妃は「オノ・ヨーコ」? なぜ英国民から嫌われるのか
◆メディアとの摩擦
メディアとの関係も、メーガン妃へのバッシングを生んでいる要因の一つだ。2019年、夫妻に子供が誕生したおめでたい瞬間にも、メディアとの間にあつれきが生じている。出産直後、英王室の慣例に則るならば、メディアを招いたフォト・セッションが設けられるはずであった。しかし、出産後に美しく着飾ってプレスの前に立つことは母体にとって相当な負担となるとして、夫妻はこのセッションを行っていない。ガーディアン紙は、これがメディアの猛反発を招いたと述べている。ただしこの件に関し、イギリス国民の多くはメーガン妃に理解を示しており、同情的な意見が大半を占めているようだ。
さらに一部メディアとは訴訟問題も抱えている。ヘンリー王子は2019年、電話盗聴問題をめぐってタブロイド2紙(英大衆紙ザ・サンとデイリー・ミラー)を相手取った訴訟を起こしている。
メディアとのこうした摩擦も、メーガン妃をめぐるバッシング報道を助長する一因となっているようだ。彼女への批判のなかには理不尽なものも多く、アボカドに関する話題もその一つだ。メーガン妃はアボカド好きとして知られているが、その収穫には多くの労働者を必要とすることから、労働者搾取に間接的に関わっていると批判されている。しかしガーディアン紙は、アボカドは誰もが食べているものであり、それを理由にメーガン妃を批判するのは的外れだと指摘している。
批判が絶えないメーガン妃だが、そのなかにはメーガン妃自身に起因するものもあれば、出身や食べ物の好みに関するものなど的外れなものも混在しているようだ。
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