メーガン妃は「オノ・ヨーコ」? なぜ英国民から嫌われるのか

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◆オノ・ヨーコ化
 メーガン妃の存在は、意外な日本人に例えられている。USAトゥデイ紙は「目下、不愉快な比喩が生まれつつある。元メーガン・マークル(訳注:現メーガン妃)を、新たに……オノ・ヨーコだと例えているのだ!」と述べている。

 知っての通りオノ・ヨーコは、ビートルズの故ジョン・レノンの妻であった。グループ解散当時は、彼女がジョンに接近したことでグループは離散に至ったとする憶測がファンの間で飛び交っている。このことから、グループ内の交友関係を乱す行為を「オノ・ヨーコする(Yoko Onoing)」と呼ぶスラングが生まれた。英王室離脱の一件でも、メーガン妃がきっかけとなりヘンリー王子と王室が疎遠になったと捉える風潮があるようだ。

 メーガン妃への別のバッシングとして、彼女が王室の財産を私物化しているとの批判も噴出している。WFC.tvによると、イギリス国民のなかには、彼女はお金にしか興味がなく、彼らの税金を使って豪華な暮らしをしていると考えている人も多いようだ。

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Text by 青葉やまと