メーガン妃は「オノ・ヨーコ」? なぜ英国民から嫌われるのか

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◆規範軽視、英国民の感情逆撫で
 メーガン妃はその一挙一動や些細な身なりに至るまで英国民の視線が注がれており、評価の対象となっている。2018年に真紅のペディキュアを塗った姿で現れた際には、ナチュラルカラーでないため王室の規範に反するものだと取り沙汰された。ほかにもバッグを置く位置などが細かく規定されるロイヤル・マナーに関し、メーガン妃の配慮が足りないものだとする批判が絶えない。ただし、人々が気にかけすぎているという側面も否めないだろう。ペディキュアの件に関してガーディアン紙のポッドキャストは、実際にはペディキュアの色を定めた細かなルールは王室に存在しない、と解説している。

 規範を軽視しているとの指摘は、ほかにも広くメディアに取り上げられている。イタリアに本拠を構えるワールド・ファッション・チャンネルのウェブ版『WFC.tv』が伝えるところによると、脚を組んだり公共の場でヘンリー王子への愛情を示したりするメーガン妃の行動は、王室メンバーとして相応しくないとしてたびたび批判を招いている。王室に誇りを持っている英国民からすれば、メーガン妃の行動には伝統ある王家への敬意が感じられず、結果として国民感情を害する要因になっているようだ。

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Text by 青葉やまと