ベラルーシ美人はなぜ出国禁止?美人が多いことにも繋がるその理由とは
ベラルーシ美人は出国禁止だという。なぜだろうか?
東ヨーロッパに位置するベラルーシは、美人が多いことで知られている。時にベラルーシは「美人産業国家」と呼ばれ、世界の美女ランキングやミスコンにおいては、上位ランクの常連だ。
本記事では、ベラルーシ美人が出国禁止の理由を、ベラルーシの地理的理由や国の在り方、民族性の観点から紹介する。ベラルーシ美人とベラルーシという国に目を向けるきっかけとなれば幸いだ。
目次
ベラルーシ美人は出国禁止
ベラルーシ美人は出国が禁止されているという。厳密に言うならば、美人なプロモデルに限り「原則」出国が禁止されているのだ。
美人というのはそれぞれの主観で決まるが、プロモデルとなれば職業人。単純に考えれば、プロモデルたちに国の名を背負ってもらい、海外進出を後押しした方がよい結果となるように思える。
しかし、真相はどうなのか。職業人の出国に規制がかかるとは、どういうことか。以下の観点から見ていこう。
人身売買や出稼ぎが問題となっていた
ベラルーシでは、女性の人身売買や売春・出稼ぎが問題になっていた。そのため、大統領が船頭を切り、国が女性の流出をコントロールしていた。
今でこそ他のヨーロッパ諸国と対等に肩を並べるようになったベラルーシだが、歴史を遡ると、女性が自分を大切にできないほど貧しい国だった。生きるため、家族を養うため、無理もなかったのかもしれないが、思わず目を背けたくなる歴史的背景だろう。
モデルは出国禁止でも不満は少ない
ベラルーシでモデルになるには、モデル養成学校(ナショナル・スクール・オブ・ビューティ)へ通い、資格をとる方法がある。その資格は、学校を卒業することで与えられる。学校は国営で、授業料は無料。ウォーキングのための練習ホールやフィットネス用のジムまで完備されており、至れり尽くせりだ。
ベラルーシでは、モデルは国家資格とされており、給料は高給である。具体的には一般人の10倍以上と言われ、仕事も国内に十分あり、かなり優遇されている。プロモデルが所属する事務所はすべて国によって管理されており、モデルたちに不満はない。わざわざ出国しようという気が起きないのも納得だ。
出国の事前審査が厳しい
アレクサンドロ・ルカシェンコ大統領の統治が長いため、法律や体制が変わらない。出国の事前審査が厳しいのがよい例だ。ベラルーシ美人の出国そのものは禁止でないものの、事前の審査を通過するのが非常に難しい。出国を希望しても許可が出ることはほとんどない。事実上の出国禁止状態だ。
ソ連からの独立後、同一人物による独裁体制が20年以上続くこの国にとって、美女は国の宝とされており、その位置づけは非常に高いものとなっている。
なぜベラルーシ美人は多いのか
ベラルーシ美人の出国が禁止されている理由がわかると、新たに1つ気づくことがある。そう、ベラルーシでは美人が出国しないので、必然的に美人が多くなるのだ。ここでは、その他にベラルーシ美人は多いとされる理由を見ていこう。
混血の人種だから
さまざまな人種の血が混ざることで、遺伝子の重複や引き継がれる際のエラーが減り、遺伝子が劣化するのを防げるという。その結果、美しい顔立ちの子供が生まれやすくなるのだ。遺伝子がよい方向へ向かうことは、健康的な体を生み出すことにもつながるという。
ベラルーシは陸続きの国のため、侵略を繰り返した歴史的背景がある。そのため、時間をかけてさまざまな民族の血が混ざり合い、混血の人種が作り上げられてきた。ベラルーシ美人が多い理由の1つである。
アジア系やヨーロッパ系など、混血人種の国は世界にたくさんあるものの、ベラルーシは特にロシア人・ポーランド人の流入が多いのが特徴だ。
美人を量産するように努めているから
ベラルーシは、国の産業の一つとしてベラルーシ美人を量産している。モデルを多く輩出する(国家資格保持者が増える、徴収する税金が増える)ことで、国に利益をもたらす政策を取っているのだ。
出国が管理・規制されるとわかっていながらも、プロモデルを目指す女性が後をたたないのは、それだけ扱いが優遇され、重宝されるからだろう。
女性の数が多かったから
ベラルーシは内陸国で、戦争が多い地域だった。そのため、戦争に男性が駆り出され、人口の男女比が著しく崩れた時期があった。
そんな時代を過ごしてきたベラルーシ人女性は、生きるため・家族を養うため、少しでも男性に選ばれようと、身も心も美しくなる努力をたやさなかったのだ。彼女たちは、精神的にも自立し、強くたくましくならざるを得なかった。
現在のベラルーシ美人の、芯が透った自立心の根底は、こういった歴史的背景が元になっている。
ベラルーシ美人の特徴
歴史的に、外見も内面も美しくなる努力をしてきたベラルーシ美人。近隣のロシアやウクライナ、ポーランドとはまた違った系統の美人である。何をとっても美しい、その特徴について紹介する前に、具体的なベラルーシ美人の例を挙げよう。元・女子プロテニスプレーヤーの「マリア・シャラポワ」だ。(Twitter:@MariaSharapova Instagram:@mariasharapova)
彼女の両親はベラルーシ人であり、彼女自身も容姿端麗、実業家の一面も持っている。テニスの腕前は周知の通りで、まさに才色兼備のベラルーシ美人だ。
バービー人形のような外見
ベラルーシ美人の外見は、バービー人形のような特徴を持っている。具体的には金髪のロングヘア、白い陶器のような肌、青い瞳、手足が細くバストサイズが大きいなどがあげられる。まさに「東欧女性」のイメージそのものである。
顔立ちの特徴として特筆したいのは、ベラルーシがスラブ系民族だったこと。その顔立ちは、顔の輪郭に丸みがあり、あどけない表情をしている。ベラルーシ美人にかわいい系の美人が多いのは、このためである。
この他にもマリア・シャラポワしかり、ベラルーシ美人はサラサラで色素の薄い金髪に恵まれている。全体的な体のバランスもよく、日本人とは違った骨格をしていることが分かるだろう。
また、ベラルーシ人女性は、モデルでなくても身長が高い。
プライドが高く、芯が強く自立した性格
男性に選ばれるため、半ば義務で美しくなる努力をしてきたベラルーシ美人。これは、強い意志と精神的な自立心あってのこと。「美人だから」ということも相まって、プライドも高くならざるを得なかったのではないだろうか。
また、ベラルーシ人女性は自分の意見をはっきり言う。嫌なことは「嫌」とはっきり断る。おとなしく保守的な日本人女性と比較すると、その違いがよく分かるだろう。この「芯が強く自立した性格」は、良心賢母としての側面も持ち合わせている。そのため、結婚相手としても良きパートナーになる可能性が高いだろう。
ベラルーシ美人の国について理解を深めよう
美人が量産されていたり、美人は出国禁止だったりという制限がある、ヨーロッパ最後の独裁国家ベラルーシ。しかし、どこよりも独特の政治で国は保たれている。それは、当のベラルーシ美人たちが不満なく活躍を続け、無理のない生活を送れていることが証明している。
インド美人・ロシア美人・タイ美人など、世界に美人は多い。今回はぜひ、ベラルーシ美人に目を向け、ベラルーシという国についても歴史的背景や民族性を知り、理解を深めてほしい。本記事がその一助となれば幸いである。
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