若者に人気も要注意、無煙タバコ・スヌースの健康被害 EUでは販売禁止

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 スヌースとは、上唇と歯茎の間に挟んでニコチンなどの成分を摂取するもので、いわゆる嗅ぎタバコの一種だ。火を使わないことから「無煙たばこ」や「オーラルたばこ」と呼ばれることもある。このスヌース、近年SNSの発達とともに先進国の若年層の間で人気が出ている。スヌースは普通のタバコと違って健康への害が少ないのだろうか?

◆北欧生まれのスヌース
 スヌースの作り方は、煙草を粉状にして乾かし、水、香料、塩を混ぜるというものだ。北欧のノルウェーやスウェーデンでは伝統的に消費されてきており、そのため1990年初頭に欧州連合(EU)内での販売が禁止されたときも、スウェーデンだけは例外となった(ノルウェーはEU非加盟国)。スウェーデンでは約100万人がスヌースを使用していると言われる。

◆ネットで簡単に入手可能
 EU内での販売は禁止されているが、実際はフランスやルクセンブルクなどのように、インターネットで比較的簡単に入手できる国も多い(ファム・アクチュエル)。EU非加盟国であるスイスにおいては、2019年から合法的に販売できるようになったが、実際は正式な承認以前も容易に入手可能だった(アディクション・スイス)。日本でも2013年から販売されており、年齢確認が必要とはいえネットでも手に入れることができる。

Text by 冠ゆき