バイデン政権「100日1.5億本ワクチン」、早期収束の可能性も

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◆バイデン政権の目標「100日1.5億本ワクチン接種」
 バイデン大統領は先に、今後100日で1億本のワクチン接種を目指すと述べていたが、25日になりその目標をさらに上方修正した。NBCニュースによると、バイデン氏は同日、1日150万本、100日で1.5億本のワクチン接種を目指していると述べ、ワクチン接種がこの調子で進んでいけば夏までには「我々は集団免疫の獲得に向けて順調に進んでいるだろう」と語った。

 アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、アメリカでは現在までに2273万4243本のワクチン接種が行われた。うちワクチ2回目のワクチン接種も受けた人は334万6390人で、同国全体の人口の1%に当たる。バイデン氏の目標通りに進めば、いままでの分と合わせて今後約3ヶ月半でアメリカ国民の約半数以上がワクチン接種を受けることになる。トランプ政権下ではコントロールできなかった新型コロナウイルスだが、バイデン政権下で順調にワクチン接種が進めば、少なくともアメリカ国内では意外に早く収束する可能性も出てきたと言える。

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Text by 川島 実佳