新型コロナ、今後の感染の波は? ミネソタ大が予測する3パターン

NIAID-RML via AP

 世界のロックダウン解除が進むなか、専門家らは第二波は避けられないものと考えている。ミネソタ大学感染症研究政策センター(CIDRAP)は、4月30日に公開した研究報告書のなかで今後の流行の波について3通りのシナリオを予測している。

◆消滅しない可能性
 世界保健機関(WHO)の衛生緊急事態の責任者であるマイケル・ライアン氏は5月13日、新型コロナウィルスは「このまま消滅しない可能性がある」と警告を発した。パスツール研究所の試算(4/15)によれば、Covid-19の基本再生産数(R0)が1以下になるには70%の集団免疫が必要だが、いまのところどの国の数値もこれには程遠い。ワクチン開発に数ヶ月から1年かかるといわれる現在の状況では、ウイルスの撲滅はまだまだ望めない。

◆今後18~24ヶ月間は備えが必要
 そんななか、CIDRAPは、これまでに発表された北半球のCovid-19についてのデータを参照し、1918年のスペイン風邪との違いを考慮して3通りのシナリオを描いた。一つ目は、2020年春の感染第一波のあと、第一波よりやや低いピークが数ヶ月おきに1、2年の間繰り返し起こるというもの。二つ目は、2020年の秋か冬、第一波よりも格段に大きな第二波が訪れ、その後は弱化した波が数度起こるというもの。三つ目は、大きなピークを描かない程度に感染が増減を繰り返すというものである。これらはもちろん「地理や、それぞれの地域で実施される緩和策の程度によって影響を受ける」ものであるが、同センターは、「パンデミックがどのようなシナリオを辿ることになろうとも(中略)、少なくともさらに18~24ヶ月の間、Covid-19の重要な動きに備える必要がある」と警鐘を鳴らす。

Text by 冠ゆき

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