妊産婦の心強い味方「ドゥーラ」という職業 家事・育児をサポート
同州のキャシー・ホチュル副知事は「ニューヨークでは、妊産婦の死亡を防ぐため手頃な価格で質の高い医療にアクセスできるように進歩してきているが、人種による大きな格差は依然として残っている。それらの解決にはさまざまな視点からの対策や大胆な行動が必要とされる」と述べている(バッファロー・ビシネス・ファースト紙)。
◆日本での活動
日本では、2012年にドゥーラ協会が設立されて以降、徐々に注目されるようになってきており、核家族やシングルマザーの増加に伴いドゥーラの数も増えている。これまでに、およそ360人の女性が、妊娠、出産および産後期間における身体的および情緒的変化、また家事をこなすためのトレーニングを受け、コースを受講した。ある協会によると、現在日本の47のうち26都道府県で約180人のドゥーラが活動している(共同)。
ドゥーラは、妊婦や母親にとって専門的な知識を持った心強い味方であり、様々な方向から女性の人生の一大イベントを支える。軍隊の女性にはもちろんのこと、シングルマザーや、育児と仕事を両立する母親、または出産に不安や孤独を感じる人にとっては大きな存在になる。また、社会にとっても出生時の安全性も高めてくれる大事な職業になるだろう。