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災害リスクが高い国トップ20 日本、曝露度3位も「対応・適応力」で抑制

2026年7月、台風による大雨で浸水した沖縄県石垣市|arafatmyt / Shutterstock.com

自然災害のリスクが高い国はどこか。ドイツのルール大学ボーフムなどがまとめた『WorldRiskReport 2025』の「世界リスク指数(WorldRiskIndex)」は、地震や津波、洪水、サイクロン、干ばつ、海面上昇などに人口がどの程度さらされているかを示す「曝露度」と、災害による被害を受けやすい社会的条件を示す「脆弱性」から、各国の災害リスクを評価している。

脆弱性はさらに、社会経済状況などに左右される「感受性」、災害発生直後の対応や復旧に関わる「対処能力の不足」、教育や研究、投資など将来に向けた「適応能力の不足」の3要素で構成される。数値はいずれも高いほど弱点が大きい。世界リスク指数は曝露度と脆弱性の単純な足し算ではなく、両者の幾何平均によって算出される。つまり、自然災害にさらされやすいだけでなく、それに対応・適応する力が弱い国ほど、総合的なリスクが高くなる仕組みだ。

では、世界で災害リスクが最も高いのはどの国なのか。2025年版の上位20か国を、各国の特徴とともに見ていこう。

◆20位 ニカラグア 23.60

arammart / Shutterstock.com

曝露度:18.71
脆弱性:29.76
感受性:35.86
対処能力の不足:14.07
適応能力の不足:52.26

中米のニカラグアは、ハリケーンや洪水に加え、地震や火山噴火など複数の自然災害にさらされる国だ。ただ、今回の指数では曝露度18.71に対し、脆弱性は29.76。なかでも適応能力の不足が52.26と高く、将来の災害に備える教育や投資、長期的な適応力の弱さが全体のリスクを押し上げている。

◆19位 マダガスカル 23.68

Kamran Ali / Shutterstock.com

曝露度:18.38
脆弱性:30.51
感受性:25.96
対処能力の不足:15.28
適応能力の不足:71.62

インド洋に浮かぶマダガスカルは、サイクロンや洪水、干ばつに繰り返し見舞われる。世界銀行によると、過去20年間に35のサイクロン、8回の洪水、5回の深刻な干ばつを経験した。今回の指数では、曝露度18.38に対し、適応能力の不足が71.62と突出して高く、長期的な災害への備えや社会の適応力の弱さが総合リスクを押し上げている。

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Text by 切川鶴次郎