世界のコロナ不謹慎事件20 有名人らの失言、不適切行動、便乗商法

Tinseltown,yakub88,Shaun Jeffers / shutterstock.com

♦︎17. 高額マスクに不快感
 マスクの品薄をビジネスチャンスと見る者は絶えない。アメリカでは著名人が発売した高価なマスクに顔をしかめる人が相次いでいる。問題となっているのはテレビタレントでもあり実業家でもあるロブ・カーダシアン氏が発売したものだ。前面には「瀕死」を意味する氏のブランド名があしらわれ、値段は1枚約2000円ときわめて高額だ。

関連:WHOと中国の裏に何が? 不自然な中国「配慮」に、各所から疑問の声

♦︎18. 地元警察の失態
 オレゴン州ワシントン郡では、警察のちょっとした軽口が市民感情を害してしまった。トイレットペーパーなど生活必需品の入手が難しくなっている状況において、郡保安官事務所は「トイレットペーパーなら刑務所にはたっぷりあるから心配しないで」とSNSに投稿した。物資不足に悩む市民たちは当然面白くなかったようで、「法執行機関にふさわしくない」との声も出ている。保安官事務所の広報担当者は、文章を投稿した当時はここまで深刻な情勢ではなかったと弁明している。

次のページ感染の有無をチェックできるインスタフィルターのデマ




Text by 青葉やまと