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世界で最も優れた年金制度ランキング 日本の順位は?

Ruslan Huzau / Shutterstock.com

◆10位 ノルウェー 76.0

Ana Flasker / Shutterstock.com

十分性:77.8
持続性:65.2
健全性:88.4

ノルウェーは、公的年金を基盤に職域年金や個人年金を組み合わせる多層的な制度を採用している。公的年金は所得に応じて給付額が決まる仕組みで、高齢化に対応するため平均寿命の伸びを反映する制度改革も進められてきた。また、石油・天然ガス収入を活用した政府系ファンドを背景に、財政基盤が比較的安定している点も特徴とされる。一方で、将来的な高齢化を見据え、給付水準と制度の持続可能性をどう両立させるかが引き続き課題となっている。

◆9位 チリ 76.6

Miroslav Denes / Shutterstock.com

十分性:71.9
持続性:74.9
健全性:86.6

チリは1981年に大規模な年金制度改革を実施し、賦課方式中心の制度から個人積立方式へ移行したことで知られる。労働者ごとの年金口座を民間運用会社(AFP)が管理し、積み立てた資産を運用する仕組みを採用している。一方で、運用成績や加入期間によって受給額に差が生じることから、低所得者層の老後保障を巡る課題も指摘されてきた。このため近年は公的支援の拡充や制度改革が進められており、持続可能性と所得保障の両立が重要なテーマとなっている。

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Text by 切川鶴次郎