睡眠の質が良くないと、脳が縮小する可能性 高齢になるほど影響大

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◆直ちにMRIを撮るべきというわけではない
本研究は、睡眠不足や入眠に問題を抱える人に必ず脳の縮小が起きることを示すものではない。米フォーブス誌に寄稿した、健康を専門とするジャーナリストのジョン・フォーテンブリー氏は、セクストン博士にメールを通じて取材したうえで、「この研究は睡眠習慣と脳のサイズの因果関係を直接的に示したわけではなく、睡眠不足の人が脳の衰退を直ちに心配する必要はない」と述べている。セクストン博士は、眠れない人々が全員、急いで脳のMRIを撮影するべきというわけでもない、としている。

将来的にさらに研究が進めば、脳の大きさとのより詳しい関係が明らかになるかもしれない。CNNはセクストン博士の見解として、睡眠の質を改善することで脳の縮小の速度を緩和できるかもしれないと伝えている。睡眠問題には治療法が存在するため、これを適用することで時間とともに進む脳の萎縮を食い止められる可能性はある。現時点では厳密には、睡眠の問題が脳萎縮の引き金になっているのか、またはその逆で脳萎縮によって眠りにくくなっているのか、どちらが発端なのかは定かではない。今後の研究により、脳との関連がさらに解き明かされることだろう。

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Text by 青葉やまと