インド新幹線計画に逆風 主要州の新首相、計画見直しを発表

出典:首相官邸ホームページ

 インドのマハーラーシュトラ州の新首相が、同州ムンバイからグジャラート州アーメダバードまでの高速鉄道整備を再考する考えを示した。この計画には新幹線方式が採用され、日本政府が資金協力を約束している。日印両政府にとっての大型インフラプロジェクトだが、インド政府と地方の足並みの乱れが計画の障害となっている。

◆夢の新幹線、政権交代で計画に異変?
 この高速鉄道は、総工費約1.1兆ルピー(約1兆7000億円)とされ、その約8割はJICA(国際協力機構)による低金利の円借款で賄われることになっている。完成すれば、現在8時間かかるムンバイ-アーメダバード間(508㎞)は、3時間以下で結ばれる予定だ。完成は2023年を目指しており、すでに用地買収などが始まっている。

 高速鉄道建設はモディ首相が強力に進めようとしているが、ムンバイのあるマハーラーシュトラ州では10月に州議会選が行われ、モディ首相のインド人民党に対抗する3つの政党が連立を組むこととなった。ウダフ・タークレー新州首相は、プロジェクトの再考を求めるとメディアに発言。ロイターは、これにより日本がバックアップする新幹線計画に支障が出るのではないかと報じている。

Text by 山川 真智子

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