トヨタ、英で「オーリス」生産維持 EU離脱不安のなか 分かれる各社の対応

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 トヨタは、次世代『オーリス・ハッチバック』の生産を、EU離脱が迫るイギリスのダービーシャー州のバーナストン工場で行うと発表した。もともとトヨタは、離脱後の事業継続に積極姿勢を示しているが、「ブレグジット後」は依然として不透明なことから、自動車各社の対応はかなり分かれている。英自動車産業の未来はEUとの交渉にかかっており、関係省庁は、メイ首相への圧力を強めている。

◆イギリスに投資。トヨタの大きな決断
 オーリスのキャッチフレーズは、「トヨタが生んだ欧州車」だ。バーナストン工場で生産されるのは、3代目オーリスとなる。トヨタは、バーナストン工場を2億4000万ポンド(約350億円)かけてアップデートすると昨年発表しており、トヨタモーターヨーロッパのヨハン・ファン・ゼイル社長は、この投資は「(ブレグジットが)最悪のシナリオになっても、イギリスで事業を続けていくための高い競争力を持つ準備だ」と説明している(フィナンシャル・タイムズ、以下FT)。

                                                                                                                 

 バーナストン工場には、英政府も2130万ポンド(約30億円)の税金投入を約束しており、これも今回のトヨタの決定の一助となったとビジネス大臣のグレッグ・クラーク氏は述べている(ブルームバーグ)。

Text by 山川 真智子

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