『トップガン 』ペニー・ベンジャミン 登場回や出演俳優について紹介

『トップガン 』ペニー・ベンジャミン 登場回や出演俳優について紹介

lev radin / Shutterstock.com

2022年、映画『トップガン』の続編が公開され話題を呼んだ。1作目の公開は1986年で、実に36年ぶりの復活であった。

続編の『トップガン マーヴェリック』は大ヒット。本作に登場するペニー・ベンジャミンは、シングルマザーのバーオーナーである。ジェニファー・コネリーは、オスカー俳優らしい安定の演技で好評を博した。

本記事では『トップガン 』のペニーに焦点を当て、作品における立ち回りや出演俳優について紹介する。

新ヒロインのペニー・ベンジャミンとは

新ヒロインのペニー・ベンジャミンとは

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氏名ペニー・ベンジャミン(本名:ペネロペ・ベンジャミン)
家族構成娘のアメリア
自身の父親は、米海軍司令官・ベンジャミン提督
職業バー(Hard Deck)のオーナー

ペニー・ベンジャミンは、『トップガン マーヴェリック』に登場するシングルマザーのバーオーナーである。他の男性と結婚し娘を授かったが離婚し、シングルマザーとして娘を育ててきた。マーヴェリックと再会するのは、そんな折である。

前作『トップガン』では名前のみ

ペニー・ベンジャミンは、『トップガン マーヴェリック』の新ヒロインである。演じるのは実力派俳優、ジェニファー・コネリー。前作のヒロインであったチャーリーに代わって登場するのだが、実は今作が初登場ではない。

前作『トップガン』の冒頭に注目したい。マーヴェリックと相棒・グースが、トップガン行きを命じられる直前の出来事。上官のスティンガーから「低空飛行で脅かした相手が司令官の令嬢ときた」と叱責される場面がある。間髪入れずにグースが「ペニー・ベンジャミンか?」とマーヴェリックにささやくのだ。記念すべき名前の初登場である。

次にダイナーのシーン。グースの妻・キャロルが、当時マーヴェリックと恋仲になっていたチャーリーに、マーヴェリックの女性遍歴をかたっている場面だ。ペニーの名前もしっかり入っていた。

名前のみでも、ペニーは前作で2度の登場を果たしている。今作でついに姿が登場となるのは、3度目の正直なのだろう。

マーヴェリックの元恋人役

前作では、航空物理学博士でトップガンの女性教官でもあるチャーリーと恋に落ちたマーヴェリック。今回はペニー・ベンジャミンという、新たな女性とのロマンスである。

パイロットのたまり場である海軍基地のバー(Hard Deck)のオーナーであり、シングルマザーでもあるペニーは、若い頃にマーヴェリックと恋愛関係にあった。残念ながら娘・アメリアの父親はマーヴェリックではないものの、別れたりよりを戻したりを繰り返したようである。

『トップガン マーヴェリック』において、ペニーはマーヴェリックと久しぶりに再会し、思い出話に花を咲かせる。彼女がどのような人生を歩み、マーヴェリックとどのように関係を築いてきたのか、少しずつ明らかにされていく。

元祖ヒロイン・チャーリーが続投しないわけ

1作目でヒロインのチャーリーを演じたケリー・マクギリスについては、コシンスキー監督の意向により、最新作でのカムバックはなかった。監督はインタビューで、「すべてのストーリーを、わざわざ『後戻り』させるようなことはしたくなかった。新しいキャラクターを登場させることが、とても重要だった」と語っている。

御年65歳になるケリーの年齢や彼女が私生活で抱える問題も、考慮点の1つだったのかもしれない。ケリー自身も、「現在は前作の出演者の誰一人とも連絡は取っていない」と明かしている。

ペニー・ベンジャミンを演じた俳優 ジェニファー・コネリー

ペニー・ベンジャミンを演じた俳優 ジェニファー・コネリー

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名前ジェニファー・コネリー
(Jennifer Lynn Connelly)
国籍アメリカ合衆国
生年月日1970年12月12日(52歳)
出身地アメリカ合衆国 ニューヨーク州 カイロ
身長169 cm
配偶者ポール・ベタニー (2003年~)
出演作品
(抜粋)
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984年)
『フェノミナ』(1985年)
『ビューティフル・マインド』(2001年)
『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017年)
『トップガン マーヴェリック』(2022年)

ジェニファー・コネリーは、アメリカニューヨーク出身の俳優である。子役モデルとして活躍し、わずか13歳にして2作続けての大作映画デビュー、ブレイクを果たした。

2011年の『ビューティフル・マインド』では、アカデミー助演女優賞を受賞。以降さまざまなジャンルの作品で演技の幅を広げ、順調にキャリアを重ねている。

子役モデルから大作映画主演へ

ジェニファーは、ジュニア向けファッションデザイナーである父親と、アンティーク品ディーラーの母親との間に生まれた。モデルになったのは、両親の友人に勧められたからだそうだ。彼女は、母方祖父母からロシア人・ユダヤ人・ポーランド人の、父方祖父母からアイルランド人・ノルウェー人の血を引いている。端正かつどこかエキゾチックな顔立ちにも納得である。

子役モデルの広告や雑誌の仕事を経て、1982年にテレビドラマ『Tales of the Unexpected』に出演し、俳優としての活動をスタートする。翌1984年には、大作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』でヒロインの子供時代を演じ、映画デビューを飾った。

オスカーを経て『トップガン』に出演

2001年の『ビューティフル・マインド』では、アカデミー助演女優賞ほかゴールデングローブ賞助演女優賞など、計5つの賞を受賞。演技派俳優として認められるようになり、現在も精力的に俳優業をこなしている。なお『ビューティフル・マインド』は、アカデミー作品賞をはじめ、ゴールデングローブ賞など多くの賞に輝く名作である。

『トップガン マーヴェリック』への出演は、オスカー俳優としてのオファーはもちろん、監督との絆もあったことだろう。ジェニファーとコシンスキー監督は、『オンリー・ザ・ブレイブ』以来2度目のタッグである。彼女にペニー役のオファーがいったのも、その演技が見事だったのも納得の結果だ。

俳優業以外でも幅広く活躍

頭脳明晰なジェニファーは、学業にも熱心であった。仕事とのバランスを取りながらイェール大学に進学し、英語学と演劇学を学んでいる。彼女は英語の他にも、フランス語とイタリア語が堪能なようだ。

イェール大学に入学後、スタンフォード大学に転入して古典演劇と即興演劇を学んだが、卒業には至らなかった。演技派俳優として名が知られ、多忙を極めた時期と重なったからかもしれない。

また、幼少期からのモデル業では「バレンシアガ」や「レブロン」で広告塔を務めた。 『ピープル』誌や『ロサンゼルス・タイムズ』などの、「世界で最も美しい50人」に選ばれたこともある。慈善活動にも関心をもち、2005年には「アムネスティ・インターナショナルUSA 人権教育大使」に任命された。

キャリア同様、私生活も順調だ。2003年に「ビューティフル・マインド」で共演したポール・ベタニーと結婚。前婚約者との子どもを含む、2男1女をもうけている。

『トップガン 』ペニーとジェニファーの今後に期待

もしも『トップガン マーヴェリック 』に続編が作られることになったら?出演者も続投するとしたら?ファンにはたまらない展開だろう。

今作で注目を集めた、新ヒロインのペニー・ベンジャミンと、それを見事に演じたジェニファー・コネリー。彼女たちの今後に大いに期待し、応援したい。この機会にもう1度、『トップガン』シリーズを観返してみるのはいかがだろうか。

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Text by NewSphere 編集部