不朽の名作『タイタニック』 レオナルド・ディカプリオの活躍を振り返る
世界中に感動を与えた名作『タイタニック』。主人公のジャック・ドーソン役は言わずと知れたレオナルド・ディカプリオだ。製作費2億ドルとされる大作で主演を張るのは、不安やプレッシャーもあったのではないだろうか。しかし、ディカプリオは見事ジャックを演じ切り、タイタニックは不朽の名作といわれる作品となった。
本記事では、タイタニックで人々を魅了したレオナルド・ディカプリオを振り返っていく。
目次
『タイタニック』主演レオナルド・ディカプリオの色褪せぬ魅力
名作『タイタニック』とは、実際に沈没したタイタニック号の話をモデルにした1997年製作の作品で、ジャックとローズの悲恋の物語である。25周年を記念した3Dリマスターが2023年2月に公開されるなど、今なお色褪せぬ魅力でディカプリオファンや作品ファンを沸かせた。
主演のディカプリオは絵描きの若者ジャックを演じ、日本でもその演技力に涙した人が多い。ファンはディカプリオを「レオ様」と呼び、一躍時の人となった。
本名 | レオナルド・ウィルヘルム・ディカプリオ (Leonardo Wilhelm DiCaprio) |
生年月日 | 1974年11月11日 |
出生地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス |
身長 | 183cm |
公式SNS | Instagram:@leonardodicaprio Twitter:@LeoDiCaprio Facebook:@Leonardo DiCaprio |
『タイタニック』レオナルド・ディカプリオ演じるジャックの声優は?
ジャック役の日本語吹替を担当した声優は、ソフト版やテレビ放送版など5人いる。どの声がディカプリオに合うか。聞き比べてあなたなりに一番を探してみると、よりタイタニックを楽しんで観られるだろう。
松田洋治(ソフト版)
1967年10月19日生まれの松田洋治。『もののけ姫』アシタカ役が有名な声優だ。キリッとした正統派なヒーロー声で、ジャックの恰好よさを感じられる。
妻夫木聡(旧フジテレビ版)
1980年12月13日生まれの妻夫木聡。ゴールデン洋画劇場の夏休み映画特別企画『タイタニック』日本特別編集版の吹替を務める。初主演映画の『ウォーターボーイズ』以降、数々の映画・テレビドラマで主演を務める俳優だ。
石田彰(日本テレビ版)
1967年11月2日生まれの石田彰。石田ボイスと呼ばれる独特の声を持っている。『新世紀エヴァンゲリオン』渚カヲル役が有名。特徴的な艶のある声が、ディカプリオの美貌とぴったりだと好評を博した。
内田夕夜(新フジテレビ版)
1965年12月3日生まれの内田夕夜。フジテレビ2004年版の声優。主に洋画や海外ドラマ吹き替えで活躍している。他にも複数の作品でディカプリオの声優を務めており、聞き馴染みのある人は多いだろう。
草尾毅(機内上映版)
1965年11月20日生まれの草尾毅。『SLAM DUNK』桜木花道役や『ドラゴンボールZ』トランクス役が有名である。機内上映版は日本の劇場版よりも前に製作され、草尾毅は日本で初めてジャックに声をあてたことを誇りにしているという。
『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオ 当時の年齢は?
主要撮影は1996年9月頃開始であり、撮影当時22歳、公開当時23歳だった。主演女優のローズ役ケイト・ウィンスレットは1つ下である。まだ若い2人だからこそ、ジャックとローズの恋の儚さが際立ったのかもしれない。
『タイタニック』レオナルド・ディカプリオ 憧れの髪型を考察
一世を風靡したレオナルド・ディカプリオに憧れ、ジャックの髪型にしたい人・恋人に同じ髪型にしてほしい人もいることだろう。ジャック役のディカプリオの髪型を考察する。
まず髪色は金髪で、少しくすんだ色をしている。髪質は直毛でやわらかく、量は多めだ。カットは耳のうえ半分が隠れる程度の長さに揃え、多少前下がりを意識するとよいだろう。襟足をスッキリさせて、最後に前髪を自然にかきあげると、ジャックを演じたディカプリオのできあがりだ。
『タイタニック』レオナルド・ディカプリオが掴めなかったアカデミー賞
タイタニックは第70回アカデミー賞で最多ノミネート14部門、最多受賞11部門であった。ヒロインのローズ役、ケイト・ウィンスレットも主演女優賞にノミネートされている。しかし、ジャック役のディカプリオはノミネートされなかったのだ。ディカプリオが受賞に至らなかったのは残念なことではあるが、タイタニックは非常に素晴らしい功績を残した。
※ *は受賞
- 作品賞*
- 監督賞*
- 主演女優賞
- 助演女優賞
- 歌曲賞*
- 劇映画音楽賞*
- 音響編集賞*
- 録音賞*
- 美術賞*
- 撮影賞*
- メイクアップ賞
- 衣裳デザイン賞*
- 編集賞*
- 視覚効果賞*
『タイタニック』レオナルド・ディカプリオ 名セリフ3選
タイタニックにはさまざまな名セリフがちりばめられているが、ディカプリオ演じる主人公ジャックの発する言葉、心に響く名セリフがある。ここでは人気のセリフ・人柄が分かるセリフ・ローズとの愛が伝わるセリフを3つ紹介しよう。
「世界は俺のものだ!」
「I’m the king of the world!」
ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)
タイタニック号に乗り、アメリカへ渡れることを喜んだジャックのセリフ。これは元々脚本にはなく、監督の思いつきで追加されたそうだ。ディカプリオはこのセリフに初めは抵抗があったが、結果的にタイタニックの中でも人気のある名セリフの1つとなった。
「僕は人生を贈りものだと考えている」
「Life’s a gift. I don’t intend on wasting it」
ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)
一流階級の人々に招待された食事会で発したジャックのセリフ。裕福でも貧乏でも、人生においてどんなカードを配られようとそれを大切にしたいという、ジャックの前向きさや力強さが伝わる名セリフだ。
「君が飛んだら、僕も飛び込むしかないな」
「You let go, and I’m going to have to jump in there after you」
ジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)
これは人生を悲観し、海に飛び込もうとするローズを思いとどまらせる際に発したジャックのセリフである。このセリフは、氷山にぶつかりタイタニック号から脱出する映画後半のローズが発するセリフとリンクしている。
「飛び込むときは一緒よ」
「You jump, I jump, right」
ローズ・デウィット・ブケイター(ケイト・ウィンスレット)
自ら海に飛び込もうとした自分を止めてくれたジャック。そんなジャックだけ置いて自分だけが逃げるなんてできないと、救命ボートから飛び出しジャックの投げ出された海に飛び込むローズ。お互いを思い合う2人のセリフに、涙した人も多いだろう。
『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオ|キャスティング裏話
ジャック役にレオナルド・ディカプリオが選ばれたのは、素晴らしいキャスティングだと感じる人は多いだろう。どのように選ばれたのか、なぜ素晴らしいキャスティングだったのか。ディカプリオのキャスティングにまつわる気になる話を、3つ紹介しよう。
ローズ役ケイトとの相性のよさ
ディカプリオは、プライベートでも恋人であってほしいとして、ファンから熱愛を噂されるほどローズ役ケイト・ウィンスレットと相性がよかった。熱愛の噂は否定しているが2人は親友であると公言しており、相性がよいというのは真実であるようだ。
キャスティングから外される危機
ディカプリオがキャスティングされる際、監督から演技を見せるよう指示されたという。しかし、ローズ役との顔合わせミーティングだと思っていたディカプリオは、それを断ろうとした。
そんなディカプリオに「今日は来てくれてありがとう」と握手の手を差し出してきた監督を見て「キャスティングはしない。帰ってくれ」の意図を読み取ったディカプリオは、慌てて演技することを決めたというエピソードがある。そのとき見せた演技はジャックそのものだったという。
ディカプリオの他に挙がっていた候補者
当時ディカプリオの他にも、以下のように数名のジャック役候補者がいたとされている。
- マシュー・マコノヒー
- ジョニー・デップ
- クリスチャン・ベール
- ブラッド・ピット
- マコーレー・カルキン
いずれも多くの映画に出演してきた実力者たちだ。日本で特に有名なジョニー・デップやブラッド・ピットも候補に挙がっていた。名立たる俳優たちの中から選ばれ、ディカプリオのジャックは誕生したのである。
『タイタニック』の主人公はレオナルド・ディカプリオしかいない
20年以上の時を経ても名作の輝きは褪せることが無い。タイタニックが今なお愛される作品になったのは、ジェームズ・キャメロン監督や製作陣の尽力があってこそだ。そして、ディカプリオ演じるジャックは、文句なく素晴らしかった。ローズに惹かれ、激しく愛し合い、愛する人のために命を落としたジャック。ディカプリオは人々の心を突き動かす演技力で、作品に命を吹き込む一役を担ったのである。
以前タイタニックを観た人も、実はまだ観たことがない人も、ぜひ「ジャックそのもの」と評されるレオナルド・ディカプリオを堪能してほしい。
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