チーム新海の“綿密さ”に脱帽……英米公開の『天気の子』、現地メディアの反応

(C)2019「天気の子」製作委員会

 昨年日本で大ヒットを収めた新海誠作品『天気の子』が1月15日、ついに北米・イギリスおよびアイルランドで封切りとなった。北米では公開初日の1月15日および翌16日の興行収入が上映中の全作品中2位を記録し、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の同日の収入を上回る快挙を達成している。リアルな新宿を背景に少年と不思議な力を持った少女の交流を描いた本作に、欧米メディアは映像美・ストーリー性の観点から高い評価を贈る。批評サイト『ロットン・トマト』でも観客の95%、批評家の92%から肯定的評価を集めるなど評判は上々だ。

♦︎雨の新宿が舞台の、ストレートなボーイミーツガール
『天気の子』は、行き場のない少年と少女の出会いがやがて東京全体に影響を及ぼすという筋書きのファンタジーだ。島育ちの高校生・帆高(ほだか)は都会での暮らしを夢見て、雨の続く東京へと単身上京する。未成年の彼を唯一受け入れてくれたのは、ひとクセもふたクセもある社長が営むオカルト専門の編集会社だった。キャラクターの読めない社長と“愛人”に振り回される彼だが、あるとき新宿の街角で、天気にまつわる不思議な能力を持った少女・陽菜(ひな)と出会う。陽菜と組んで小さなビジネスをスタートした帆高だが、それは二人がのみ込まれる過酷な運命の序章に過ぎなかった。

Text by 青葉やまと

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