「日本のハイジ」、お膝元スイスで特別展 45年経ても世界的に人気

Satomi Iwasawa

◆展覧会は盛況 ハイジグッズもヒット
 訪問者数は未発表だが、同館によると「とても盛況です」とのこと。平日・週末とも何回か訪れてみて、時間帯によっては空いているが、週末はやはり親子連れが多く、大人の男性(父親)たちも含め、みな、熱心に説明書きを読んでいた。

 親子向けには予約制でハイジの紙芝居イベントがあり(日曜に何度か開催)、これまでに満員の日もちらほらあった。

Satomi Iwasawa

 また、ミュージアムショップには、展覧会に合わせてハイジグッズ(ドイツ語のハイジの本、ビデオ、食器、キーホルダー、木彫りのおもちゃ、チョコレート、展覧会ポスターなど)が置いてある。売れ行きについて、「あまり期待していなかったのですが、本だけでなく、驚くほど全般的に売れています」と店員は話していた。

◆ヨーロッパではスペインで最初に放映
「日本のハイジ」は、実はスイスのテレビ局では未放映で、理由は不明だ。スイスでは周辺国のテレビが視聴できて、「日本のハイジ」が簡単に見られたことも関係したのかもしれない。

 ヨーロッパでは、スペインで1975年に放映されたのを皮切りに、ドイツで1977年、イタリアで1978年、オランダで1980年、フランス1981年と相次いで放映された。

 ドイツでは、その後も「日本のハイジ」の再放送を繰り返している。加えて、CG版のハイジ(テレビシリーズ。ドイツ、フランス、オーストリア共作)が2015年に初放映されて人気が出て、いまも放映されている。このCG版は100ヶ国以上で放映されて、新しいハイジ現象を巻き起こしているという。

Text by 岩澤 里美