代替肉ブームは去ったのか? ビヨンド・ミート苦戦 その理由は

Nam Y. Huh / AP Photo

 植物由来の代替肉の製造・販売でトップを走る米ビヨンド・ミートの業績が悪化している。植物性代替肉は、持続可能性や健康をキーワードに人気を集めてきたが、これまでのところさまざまな理由から本物に迫る支持は得られていない。アメリカではブームは終わった感があるといわれ、同社は曲がり角に立っている。

◆期待の新星だったが……セールス低迷で時価総額も急落
 ビヨンド・ミートは10日、資金繰りの悪化で最大2億ドル(約275億円)の増資計画を発表した。翌11日の株価は18%下落して最安値を更新。同社の時価総額は2019年の新規株式公開後の140億ドル(約1.9兆円)から7億ドル(約960億円)未満に急落している。

 10日発表の1-3月期決算で5四半期連続の減収となったが、同社は2023年後半には増収率が改善する見込みだと述べている(ロイター)。創業者で最高経営責任者のイーサン・ブラウン氏は、事業は「曲がり角」を迎えているとしつつも、最終的には、新しもの好きな消費者層から主流層へという谷間を越えていくだろうと、楽観的な見方を示している(ワシントン・ポスト紙、以下WP)。

Text by 山川 真智子