スズキ、インドで最も売れているバン「イーコ」の新型を発売 約80万円から
◆実用性優先のオールドスクールなデザイン
簡素化とパーツの共通化で低コストを実現しているイーコだが、先進国の基準から見ると物足りなく感じられるかもしれない。カー・スクープ誌は「前世紀にデザインされたオールドスクールな製品」と評している。記事によると、2010年にインドで発売されたイーコは、1999年登場の10代目スズキ・エブリイのインド版をデザインの原型としている。ヘッドライトのレンズがクリアになったことを除いて、「驚くべきことに過去23年間、エクステリアはほぼ変化がない」と同誌は述べる。インテリアでは、インフォテインメントとオーディオがまったく装備されていない点も同誌の懸念となっているようだ。
とはいえ、無駄を省いた実用的なモデルとして現地では好まれ続けることだろう。マルチ・スズキのスリヴァスタヴァ氏は、「多目的に使えるこのバンは、先進のパワートレイン、改善された燃費性能、そして新機能を備え、所有する満足感と最大限の人生の謳歌を体現します」と語っている。
新型ミニバン「イーコ」は現在インドで販売中だ。デュアルエアバッグ、ABS、後方パーキング・センサーを備える。全13モデルで展開し、価格は51万ルピー(約80万円)から81万3000ルピー(約128万円)までとなっている。
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