「スバルのイメージ通り」新型EVソルテラ、米誌は親しみやすさに好感

スバル

◆音声アシスタントに対応
 ソルテラはソフト面での先進的な機能として、「ヘイ、スバル」の声に反応する音声アシスタントに対応したインフォテインメントを搭載している。エアコンやワイパーの操作ができるほか、グーグルマップを使ったナビも声で設定可能だ。モーター・トレンド誌は、「ヘイ、スバル。充電スポットまで案内して」などの使用例を紹介している。1年間の無償期間以降は有償のサブスクリプションが必要となるが、同誌は「最初のドライブで得た印象としては、私たちはサブスクリプションを契約するだろう」とし、非常に実用的なサービスだとみている。

 反対に使い勝手を落としている要素としては充電速度がある。米ロード・ショー誌(3月18日)は比較として、ヒョンデ(現代)IONIQ 5が250kWhの充電に対応し、バッテリー残量10%から80%までの回復を最短18分で済ませるとしている。これに対してソルテラは100kWh対応となり、80%までの充電に約3倍となる1時間を要する。致命的な欠点ではないが、外出先で素早く充電を済ませたい場合には、利便性に影響することがあるだろう。

◆今春アメリカ発売
 ソルテラは2基の電動モーターを搭載し、最大出力は215hp、249lb·ftとなる。スバルによると、0-60マイル(約97km)加速タイムは6.5秒となる。バッテリー容量は72.8kWhであり、71.4kWhのトヨタ bZ4Xとほぼ同等とみてよいだろう。

 スバル初の量産型BEVとなるソルテラは、今春アメリカで登場予定だ。価格は未発表だが、米各誌は想定ベース価格を4万ドルから4万2000ドル(約496万円〜520万円)と見積もっている。

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Text by 青葉やまと