「優雅なミニマリズム」日産アリア、独特のスタイルで米メディア魅了
◆パワフルで滑らかな走り
走行特性に関しては、同じEVでもテスラが性能を追求しているのに対し、アリアは初心者でも安心して乗ることができるEVとなっている。ロード・ショー誌は、多くのEVが高トルクを生かした加速感を重視しているのに対し、アリアではガソリン車よりもレスポンスに優れるものの、「宇宙船のような発進をするよう調整されているわけではない」としている。一部トリムではe-4ORCE(eフォース)を搭載しており、乗り心地はさらに力強く、滑らかで快適なものとなる。100キロ毎時までの加速は4秒台となり、テスラ モデルYにも匹敵するパフォーマンスとなる可能性がある。
現段階でアリアのe-4ORCE対応モデルはメディアの試乗用として用意されていないが、米モーター・トレンド誌は、e-4ORCEを搭載した技術デモ用の試作車「スーパーリーフ」での試乗体験を振り返っている。それによると、同機能のオン・オフの差は、時速40キロと60キロの間で速度変化を繰り返した際、もっとも顕著に感じられたという。e-4ORCE使用時にはより素早い加速が可能となったほか、ノーズの上下運動が低減し、EV特有の加速による車酔いを感じにくくなったという。
◆アメリカでの発売が待たれる
日産 アリアはアメリカで今秋登場の予定だ。カー&ドライバー誌はベース価格を4万ドル(約490万円)と予想している。大容量バッテリー搭載モデルは4万7125ドル(約578万円)、AWDモデルは6万125ドル(約737万円)からとなる。
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