日産キックス2021年モデル、米誌「総合的にコスパ最高」

日産自動車

 コンパクトSUVの日産 キックスが2021年の年次改良を受け、さらに実用性が増したとしてアメリカでも好意的にレビューされている。ガソリンモデルが展開されている現地では、非常に実用的な機能を満載しながら2万ドルを切る価格(およそ208万円)で入手可能だ。限られた予算で満足のいく一台を探している人にうってつけなのだという。

◆最良のコスパ
 米ロード・ショー誌(2月15日)は「効率的で機能豊富な小型の一台」「限られた予算で新車を買いたい人々にとってはこのキックスは、いま入手できるなかで総合的に最もコスパに優れるクルマの一つだ」と述べ、多機能かつお買い得なモデルだと紹介している。2021年モデルでとくに目を引くのは、安全装備の強化だ。インテリジェント・エマージェンシー・ブレーキ、車線逸脱警報、フロント&バックソナーにブラインド・スポット・モニター(日本未実装)などが、ベーシックモデルを含め全グレードに標準装備される。

 エスクテリアでは、デザインの改善が嬉しい。古めかしさを感じさせた前モデルに手が加わり、近代的なルックスへと一歩前進した。米FOXニュースは、新型ローグの流れを汲む装いになったと紹介している。また、フロントグリルを一回り大きく、ヘッドライトをシャープな意匠とすることでモダンな印象に仕上がっている。

Text by 青葉やまと