「称賛に値する」ホンダ シビックSi新型、米メディアが評価するポイントとは?
◆インテリアも「非常に素晴らしい」
一歩車内に足を踏み入れると、キャビンにも改良が行き届いていることがわかる。ロード・ショー誌は、インテリアも「非常に素晴らしい」と述べている。7インチのディスプレイとアナログメーターを融合させたインストルメント・クラスター、9インチ・タッチスクリーンのインフォテインメントなどが快適なドライブを支援する。ベース価格が2320ドル(約26万円)ほど高くなったことを受け、同誌は以前ほどの割安感は失われたとしているが、それでも「パフォーマンス、装備、機能の向上を考えれば、依然としてこの小さなホンダ車はコストパフォーマンスに優れている」と述べている。「やはりお買い得のスポーツセダン」との見出しをつけたモーター・トレンド誌も同様の結論だ。
米カー&ドライバー誌(11月30日)も、エクステリア・インテリアともに少し洗練されたと述べている。先代から顕著な変化があったわけではないが、同誌はそもそも「シビック Siは、派手なスタイリングであなたのご近所さんを驚かせるようなクルマではない」と指摘する。「シビックSiの最も優れている点は、ドライバーズカーであることへのこだわりであり、それだけでも称賛に値する」とし、価格面も含めた総合的なパフォーマンスを高く評価している。
◆アメリカで販売中
ホンダ シビック Siは5人乗りの4ドアセダンで、駆動方式はFF、6速MTとなる。従来タイプRにのみ搭載されていたレブマッチング・システムが、今回からSiにも装備された。好みに応じてタッチスクリーンからオフに切り替えることも可能だ。ドライブモードは既存のノーマルとスポーツに加え、カスタマイズにより個性的な走りを演出できるインディヴィジュアル・モードを用意した。
新型シビック Siはすでにアメリカ各地のディーラーに並んでおり、価格は2万8315ドル(約321万円)からとなっている。
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