欧州限定トヨタ アイゴX、英誌「真のシティーカー・クロスオーバー」 22年発売
◆TNGA-Bでボディサイズ拡大
アイゴXではヤリスとヤリスクロスでも採用されているTNGA-Bを取り入れ、従来モデルからボディサイズを拡大した。これにより、実用性が大きく向上すると考えられている。英オート・エクスプレス誌(11月5日)は「ボディスタイルの劇的な再考」がなされていると紹介し、「初の真の『シティーカー(超小型車)のクロスオーバー』」になるとの期待を示す。ドライバーのアイポイントも既存モデルより高くなり、コンパクトながらSUV然としたスタイルを実現した。
オート・カー誌も、車内空間を取り上げている。2代目に見られたずんぐりとしたシルエットを継承したことで、小回りの効くボディサイズに最大限の室内空間を確保できているのではないかと同誌はみる。より角度のついたAピラーにより視界は良好になり、ボディサイズの拡大に伴いトランクも60リットルほど容量を改善した。シティライフを支える実用的なコンパクトクロスオーバーとなっている。
◆2022年欧州で発売
トヨタ アイゴXは欧州専用モデルとなり、2022年前半に当該市場で発売される予定だ。手頃な価格を重視し、ガソリンエンジンモデルのみとなる。パワートレインの詳細は現時点で発表されていない。カラー展開は香辛料にちなみ、「カルダモン」「チリ」「ジンジャー」「ジュニパー」の4色いずれかをブラックと組み合わせたツートンカラーとなる。
ベース価格は既存モデルからわずかにアップし、1万4000ポンドから1万4500ポンド(約214万円から221万円)前後になるのではないかと現地各誌は予想している。
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