フィンランドの「90日お試し移住」に応募殺到 世界のIT人材獲得へ

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 90日間、ヘルシンキであなたの滞在を無料サポートします。こんなキャンペーンを、海外のIT技術者を対象にフィンランドのビジネス団体が企画したところ、15人の定員に世界各地から5330人の応募があった。小国ながらも世界を変えるIT技術を生み出してきた同国だが、少子高齢化が進行しており、国を挙げて有能な移民獲得に取り組んでいる。

◆まずはお試しから 手厚いサポートに応募者続々
 このキャンペーンを企画したのは、国際貿易と投資を促進する組織、ヘルシンキ・ビジネス・ハブだ。当選者には空港での出迎え、フィンランド生活に必要な公的書類、住宅および子供の学校や託児所の手配、リモートワーク用施設、ハイテクハブやネットワークへの紹介を含めたパッケージが用意されている。航空券代や滞在費は自腹だが、お試し滞在終了後に移住を決めた場合は、永住権申請のための援助が受けられる。

 参加者の募集は昨年11月4日から始まり、12月10日に終了している。世界中から応募があり、30%は北米からだった。応募者の70%がリモートワーカーで、16%が起業家、12%が求職者だった。さらに投資家60人からの応募もあったという。15人の当選者とその家族は2月下旬にはヘルシンキに到着し、お試し生活を開始する予定だ(BBC)。

Text by 山川 真智子

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