「驚くほど洗練」新型シビック、米誌も注目のデザイン・内装の進化 来春米国発売
◆内部はホンダ e譲りのミニマムさ
もちろん改良はインテリアにも及んでおり、こちらもぜひ注目したいポイントだ。米モーター1誌(11月17日)は「内部こそ2022年型ホンダ シビックの最もダイナミックな変化が見られる場所である」と述べる。ダッシュボードは余分な要素を削ぎ落としたクリーンなデザインとなっており、必要最小限のボタン類があるのみだ。ホンダのデザイナーは開発上のコンセプトとして、ミニマムなデザインが特徴的なホンダ eのインテリアに似せることが指針であったと明かしている。
設計を一新したシビックは、カー&ドライバー誌の伝えるところによると、使い勝手の向上にも余念がないようだ。従来は標準トリムで4インチと若干窮屈な印象のあったインフォテイメント画面は、9インチスクリーンへと大幅に拡大している。
◆ミレニアル世代に引き続きアピールか
現行モデル(10代目)は2015年の登場以来、同価格帯で強い存在感を示してきた。米ホンダによると、アメリカのミレニアル世代、Z世代、新車初購入者の間で最も売れているクルマとなっているという。
今後の販売スケジュールとしては、まずは2021年春に北米でセダンが発売され、追ってハッチバックが登場する形となる。スポーツ感をいっそう高めたSi、およびパフォーマンス・モデルであるタイプRも順次投入される予定だ。一方、2020年モデルをもって終売となったクーペに関する追加情報はなく、残念ながら復活は叶わないものと見られる。新たなラインナップで展開する新型シビックは、スポーティーかつエレガントなデザイン、そして細部まで改良の及んだ細やかさを武器に、北米の若者たちに今後も訴求してゆくことだろう。
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