新型シビック タイプR、英メディア「最も完成されたホットハッチ」 想像超える進化に感嘆

Honda Motor Europe

 モデルチェンジに伴う細かな変化を探してみるのも楽しみ方のひとつとなるだろう。一例として、ダウンフォースの減少を補うため、バンパー下に新しい形状のフロントスポイラーが設けられている。

 目につかない部分にも改良が加えられている。オート・カー誌は、ブレーキ操作へのレスポンスが向上し、さらに放熱性能も良くなったと紹介している。ブレーキ部分を2ピース構成のフローティング・ディスク・ブレーキとしたことで実現した。そのほか、サスペンション構造の見直しやアダプティブ・ダンパーのサンプリングレートの向上など、改良は多岐にわたる。

 また、自動車購入情報誌の英ワット・カーは、新たに加わったトリムを取り上げている。シビック タイプRの従来のデザインは、スピード感を楽しむ若者に受けるような方向性であった。イギリスでのラインナップに今回スポーツ・ラインが登場しており、こちらはより円熟したデザインになっている。このトリムでは高々と掲げられたリアウイングを廃止し、低めのリアスポイラーで代替する。なお、標準構成とスポーツ・ラインのほかに、日本市場と同様、限定生産のリミテッド・エディションが存在する。

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Text by 青葉やまと