トヨタRAV4 PHV、米誌試乗レビュー「不可能を実現」「期待通り良好」

トヨタ自動車株式会社

 トヨタは6月、RAV4のプラグインハイブリッド車(PHV)モデルを市場に投入した。同社のSUVとしては初のPHVモデルとなる。国内ではあまりの人気にバッテリーの生産能力が追いつかず、受注を一時停止する事態となった。アメリカでもRAV4 プライムの名で発売され、PHVの特性を生かした力強い走りと高い燃費性能がもてはやされている。

♦︎SUVにさらなるパワーを
 RAV4シリーズの最上位に位置づけられる本モデルには、通常のRAV4を凌ぐ長所が複数存在する。なかでも米モーター・トレンド誌(7月1日)が注目するのは、スムーズな走りと低燃費を実現するパワートレインだ。PHVとなったことで「さらにパワフル、さらに優れた燃費性能、そして感動的なまでのEV走行距離をもたらす」モデルだと紹介している。EV併用時の最大出力は306psとなり、「小型の一般向けクロスオーバー車に必要と思われる出力をはるかに上回る」性能だと同誌は述べる。

 米CNETが運営するロード・ショー誌(7月7日)も「このプラグイン・ハイブリッドSUVは、二つの世界のいいとこ取りをしている。ショッキングなほどの低燃費と、感動的な高パフォーマンスだ」と述べている。「ケーキをとっておくのと同時に食べる」ようだとも表現しており、これは、本来であれば矛盾することがらを両立していることを意味する。なお、PHV化に伴い車体重量は大幅に増加し、XSEトリムで約1950キロとなった。これは最も重いハイブリッドモデルよりも227キロの増加となるが、シャーシのチューニングなどでハンデを吸収しており、走りへの影響は限定的だ。RAV4 PHVはスポーツカーであるトヨタ スープラに次いで俊敏なマシンとなっており、0-100キロ加速は5.7秒と良好だ。

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Text by 青葉やまと

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