トヨタ新型ヤリスクロス、ハッチバックから大胆なアレンジ……英メディアの反応は?
なかでも目を引くのが、がっしりとした存在感のあるホイールアーチだ。英BBCの自動車番組『トップ・ギア』(4月23日)は突出したこのアーチの存在により、不思議な印象を持つスタイリングに仕上がっていると評価する。SUVでは比較的一般的になってきているが、ボディとのコントラストを効かせたルーフ部分も軽快な印象を演出している。
♦︎ハッチバック型ヤリスからどう変化?
既存のハッチバック型ヤリスと比較すると、仕様上はかなり似通った点が目立つ。ホイールベースはまったく同じ2560ミリとし、車内空間にゆとりを持たせるため全長を240ミリ拡大した。車高は30ミリ高くなり、車幅・車高ともハッチバックよりやや拡大している。ハッチバックと同様、より快適なドライブ性を追求したTNGAプラットフォームをベースとした。
テレグラフ紙は、重心を低く設定し安定性を高めたTNGAだが、ヤリスクロスでは車高を高く設けたことで、この利点が解消されてしまうのではと懸念している。