「全米で最高の中型セダン」ホンダ アコード 新型、販売中のアメリカで高評価
ホンダが2020年2月からの国内販売を予定している新型アコードについて、すでに販売中のアメリカのメディアから好意的なレビューが相次いでいる。堅実路線を歩んできたモデルに活力あるエンジンを搭載したことで、ちょっとした瞬間に非日常の喜びを味わえる一台となった。
♦︎俊敏、静音、そして低燃費
歴代のアコードについて米カー&ドライバー誌(11月21日)は、その登場以来、常に安全で手堅い選択肢であり続けてきたと評価する。それにも増して新型は、アクセルを踏み込むようなシーンでのレスポンスが良いことから、「価値があり、魅力的で、そして楽しくなっており、これまで以上の存在になっている」と述べている。たとえば高速の入り口で急カーブを描く際やジャンクションを駆け抜ける瞬間など、退屈な通勤の枠を超えたちょっとした非日常の場面で、性能の良さが顕著に現れる。
さらに同誌は、新型アコードの静音性にも拍手を贈っている。高速走行時でも騒音が感じられないほか、損傷の激しい道を低速で走行するようなシーンでは制振性が威力を発揮し、路面の凹凸をしっかりと吸収する。走行シーンに応じてテンションを自動調整するアダプティブ・ダンパーが確実に効いているようだ。騒音と揺れが抑制されることに加え、フロント・リアシートともにゆとりあるレッグルームを確保したこともまた、快適な乗車体験に貢献している。気になるのは燃費だが、そちらもプリウス並みに優れていることから、ミッドサイズ・セダンを検討している消費者にとって総合的に魅力のあるモデルだと受け止められているようだ。