反響呼んだ復活スープラ 「今年のベスト」として振り返る米誌

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♦︎BMWの血統
 高級感ある走りの源となるのは、BMW製のエンジンとシャーシだ。エスクァイア誌は、新型スープラが三ヶ国を跨いだプロダクトであると伝えている。日本のトヨタが販売する同車は、独BMWがZ4と同等のプラットフォームおよびパワートレインを提供し、オーストリア第2の都市・グラーツで生産される。

 その高級感は折り紙つきだ。カー&ドライバー誌は新型スープラの美点として、優れたショック吸収性を挙げている。大きな凹凸がある路面状況であっても、まるでチューイングキャンディを乗り越えたかのように感じられる、と同誌は試乗体験を振り返る。そのほか、適度な重量感のあるステアリングや、進化した直列6気筒が奏でる心地良いエンジン音なども、記事で注目されているポイントだ。BMWからコンポーネントの提供を受けた上で「トヨタは甘美なる成熟に向け磨きをかけた」と同誌は述べ、トヨタ独自の追い込みも評価している。

Text by 青葉やまと