マツダ3の美しさ、細部へのこだわりに米メディア感嘆

Photo by Mazda Motor Co.

♦︎キャビンの細部にも魂宿る
 繊細な配慮はインテリアにも行き届いている。USニューズ&ワールドレポート誌は、上質でモダンなキャビンスペースにおいて、手の届くほぼすべてのものがソフトに仕上げられているとコメントしている。スイッチ類も最小限の力で反応し、心地よいクリック感を返すなど、細部までその完成度に抜かりはない。同誌はマツダ3を、コンパクトカー部門など3部門で最も優秀な1台に選出している。

 ポルシェの特別モデル「911 GT3 RS」に試乗した直後にマツダ3に乗ったというカー&ドライバー誌の記者は、マツダ3のディテールにポルシェ並みのこだわりを感じたと講評している。こちらもスイッチ類の設計を挙げ、オーナーがすぐには気づかないような細部にまでエンジニアとデザイナーが苦労を重ねた跡が伺える、とそのクオリティに感嘆している。

♦︎国内での価格は?
 セダン型の基本グレードとなる20Sプロアクティブは、SKYACTIV-G 2.0ガソリンエンジンを搭載し、国内メーカー希望小売価格251万5741円(消費税込)から。駆動方式は2WD・ATとなっている。中位グレードの同ツアーリングセレクションでは、安全装備と快適装備をさらに拡充する。上位の同Lパッケージでは、エンジンが直噴ターボとなるほか、サウンドシステムの充実化などでさらに快適性を高めた。このほか、ディーゼルモデルを用意している。

 一方、ファストバックモデルは6つのグレードで展開し、より豊富な選択肢が揃う。最もベーシックなモデルは15Sで、2WDまたは4WDから選択可能。ATとMTの併売となっており、最も低価格な組み合わせで222万1389円(消費税込)からの価格設定だ。

Text by 青葉やまと