「日産GT-R NISMOは別格」海外メディアも賞賛 2020年モデル、10月に発売

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 日産は2019年10月、2020年モデルのGT-R NISMOを販売開始する。NISMOとは、「日産」と「モータースポーツ」を掛け合わせた造語だ。スポーツシーンで同社が培った技術をあますところなく投入した一台となっている。

◆古参だがトップに君臨するGT-R
 新型NISMOは12年にわたるGT-Rの遺産を継承しつつ、着実な進化を遂げた。英BBCの自動車番組『トップ・ギア』は、時代遅れの古兵となってもおかしくない存在だが、どういうわけかレースシーンのトップに君臨し続けている、と長年活躍するGT-Rの偉業を讃える。

                                                                                                                 

 同番組の記事によると、2020年型のNISMOはGT3に採用されている新型ターボチャージャーを採用した。クーペから期待される性能をはるかに凌駕するという。構造を改良することで14.5%の軽量化を実現し、吸気効率を24%向上している。馬力は前モデルと同等だが、タイムラグの削減によって従来よりも素早いレスポンスをもたらす。このほか、日本車としては史上最大となる410mmのセラミックブレーキを前輪に装備し、カーボン素材の積極的な使用で車両重量を30キロほど削減するなど、細かな改良を重ねた。

 米自動車情報誌の『カー・アンド・ドライバー』は、トランスアクスルの改善に注目している。新型では、GT-Rシリーズの弱点だったうなりと接触音を軽減した。レーシング性能を引き出すRモードも改善されている。ブレーキング時には自動でダウンシフトし、コーナリングの際のギアの扱いも安定している。パドルシフトはほぼ不要になるだろうと同誌は述べ、 GT-Rの進化形として歓迎している。

Text by 青葉やまと