アメリカで基本給の高い職種ランキング 1位は年2,000万円超

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 世界最大規模の求職サイト「グラスドア」を運営する米グラスドア社(リクルート傘下)は8月、アメリカにおける高給職種ランキングを発表した。トップ25職種のうち医療とテクノロジー産業が18種を占め、2業界が独占する顕著な傾向が明らかになった。こうした業界への就職は収入増に繋がるが、現実には多数の労働者が10年以上も転職を躊躇しているなど、高給取りへの道は一筋縄ではいかないようだ。

♦︎医療・テクノロジー業界への転職を推奨
 ランキングのトップは医師で、年間の基本給の中央値はおよそ19.6万ドルとなった。薬局管理者、薬剤師と続き、テクノロジー産業からは、組織の情報システムを最適化するエンタープライズ・アーキテクトが約11.6万ドルで4位にランクインしている。

                                                                                                                 

 調査は職種ごとに最低100件の給与データを分析し、その年間基本給の中央値をランキングにしたもの。CEOやCFOなど、経営に関与するレベルの職種は除外されている。また、ヘッジファンド経営者など、高収入ではあるもののサンプル数が規定に満たない職種は集計対象外となった。同社がまとめたトップ25職種は以下の通り。

1. 医師 19万5,842ドル(約2,185万円)
2. 薬局管理者 14万6,412ドル(約1,633万円)
3. 薬剤師 12万7,120ドル(約1,418万円)
4. エンタープライズ・アーキテクト 11万5,944ドル(約1,294万円)
5. 企業内弁護士 11万5,580ドル(約1,289万円)
6. ソフトウェア開発マネージャー 10万8,879ドル(約1,214万円)
7. 医師助手 10万8,761ドル(約1,213万円)
8. ソフトウェア・エンジニア・マネージャー 10万7,479ドル(約1,199万円)
9. ナース・プラクティショナー(上級看護師) 10万6,962ドル(約1,193万円)
10. ソフトウェア・アーキテクト 10万5,329ドル(約1,175万円)
11. 技術管理者 10万5,260ドル(約1,174万円)
12. アプリ開発マネージャー 10万4,048ドル(約1,161万円)
13. 工場長 10万3,892ドル(約1,159万円)
14. ITプログラムマネージャー 10万2,969ドル(約1,149万円)
15. ソリューション・アーキテクト 10万2,160ドル(約1,140万円)
16. ファイナンシャル・プランニングおよび財務分析マネージャー 10万2,155ドル(約1,140万円)
17. データ・アーキテクト 10万1,900ドル(約1,137万円)
18. 戦略マネージャー 10万1,754ドル(約1,135万円)
19. システム・アーキテクト 10万0,984ドル(約1,127万円)
20. スクラム・マスター 9万8,239ドル(約1,096万円)
21. コンサルティング・マネージャー 9万7,154ドル(約1,084万円)
22. 弁護士 9万6,678ドル(約1,079万円)
23. クラウド・エンジニア 9万6,449ドル(約1,076万円)
24. 税務マネージャー 9万6,175ドル(約1,073万円)
25. データ・サイエンティスト 9万6,116ドル(約1,072万円)

 グラスドア社は、求職者の7割近くが給与額を重要な条件と考えていることを念頭に、この調査によって転職で狙うべき職種が明らかになったと述べている。両業界は将来的な展望も明るい。アメリカで進む高齢化により医療業界は需要が高く、生産性向上の要求からテクノロジー産業も成長が続いている。加えて両産業は高度なスキルが要求されるため、他産業で自動化が進むなかでも人材が重視される傾向にある、と同社は見ている。

Text by 青葉やまと

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